第38回 大阪府作業療法学会

ご挨拶

第38回大阪府作業療法学会 学会長挨拶

このたび、藍野大学で第38回大阪府作業療法学会を開催する運びとなり、学会長を務めさせていただくことを大変光栄に思っております。

人生100年時代の超高齢社会の到来、災害への対応、AIとの共存などに伴い、作業療法の対人的価値が見直されています。人と人とのつながりこそが、人らしく生きることの根源です。大阪府作業療法学会も昨年度から完全対面で行えるようになり、この学会での出会いが新たなつながりを構築する良い機会にしたいと思っております。

また作業療法士は多様な専門性から、既に社会でもさまざまな役割を担っており、そして作業療法士が行っている貢献についても広がりを見せています。私が関わりのある特別支援教育の領域でも生活や学習上の困難、小1プロブレム、不登校などの問題への対応に作業療法士が求められています。

しかし社会のニーズに応えるためには、私たち作業療法士一人ひとりが、常に自身を振り返り、専門性を向上させることが必要不可欠となります。

さらに社会のニーズに応えるためには専門性の適切なアウトプットが欠かせません。学会での発表は、専門家としてのアウトプットの第1歩です。自身の実践を振り返り、新たな気づきを得る絶好の機会となります。

本学会が大阪の作業療法士が社会に向けてアウトプットできる専門家へと成長する機会となることを心から願っております。
2024年12月1日、藍野大学でお待ちしております。
皆様と共に、実り多い学会にしたいと思います。

学会長 尾藤 祥子

後援・協賛